こんにちは、だいごろうです。
今回はいつもと全然違う内容だけど、最近感じていることを書こうと思います。
また修理や改造と違うことか~、最近全然作業してないんじゃないの?って思う方もいらっしゃるかもしれませんから一応断っておきますが、そっちもちゃんとやってますよ~。そのうちアップしますよ~。
僕が最近感じていることってのが、新人スタッフの育成について。今、僕はとある企業で新人スタッフの育成をしてるんだけど、これがなかなかに手ごわい。(;^ω^)
スタッフ育成は日本人、外国人を問わずこれまでもたくさん行ってきたし特に目新しいことをしているわけでもないんだけれど、いつも感じるのは、ホント仕事の出来る出来ないって人それぞれなんだなぁってこと。だから教える方も難しい。(^_^;)
以前から知っている知人に物を教える場合と、初対面の人に物を教える場合など、初手のアプローチの違いから始まって、相手の人物の人となり、レベルに応じて仕事の手順を教えて行ったりと、それぞれ状況は異なってくる。
日本語の通じない外国人の方に教える場合など、言葉では伝えられないことでもどうすれば相手に理解してもらえるかなど、教える側にとっても毎回考えることは多いです。
僕はこれまでの経験から、いきなり具体的な仕事の説明を始める前にどんな内容でもいいから、ほんの少しだけでも時間の許す範囲で相手と会話をしてから実際の仕事を教えていくようにしています。
スムースに会話のキャッチボールが出来るキッカケを作ることで、その後の仕事の説明や相手からの質問がお互いにやりやすくなります。知人の場合でもよく知っている人と、ほとんど話たことのない人もいるからね。
初対面の方(新入スタッフ)の場合は挨拶のあと、まずは本当に軽く仕事の概要(今から行う君の仕事はこの会社のこの部門のこういったことをする仕事なんだよ)ってなんとなくイメージを伝えるようにしています。
これを行うことで新人さんがいきなりなんだか訳の分からないまま、よくわからない作業をやらされた、ってならないようにします。
だって仕事ってベテランでも会社の全体を把握できていない人がほとんどなのに、それこそ新人さんは何もわからないし、この作業にいったい何の意味があるのかとかわかるはずもない、なのに、あーしろこーしろ言われても全くピンとこないだろうから。
その後、軽く質問をして相手と会話をするようにしています。例えば、こういった仕事はしたことある?とか、昔バイトとかどんなことした?とか。そこでの返答で相手の経験や話し方、人とのコミュニケーション能力(人見知りするタイプかとか)、投げかけた言葉の理解が出来ているか、など出来るだけ多くの情報を得るようにしています。
まあ正直、この時点で仕事が出来るタイプかそうでないタイプかおおよその判断はできてしまうんだけれどもね・・・(^_^;)
新しい仕事や職場で緊張してしまっている場合もあるからそういった場合は、軽く趣味とかありますか?って聞いてあげると意外とたくさん話してくれる人もいます。みなさん割と自分のことは話したがるというか話しやすいみたいです。(#^^#)
そうやって引き出した会話はどんな内容であっても決して否定しない。あっ、それいいですね~僕はやったことないですけど、なんかすごいですね~って肯定してあげる。すると一気に打ち解けてきます。
言葉の通じない外国人の方には本当にわかりやすい内容の事、例えば何才?とか、どこの国?とかほんの少しの日本語や外国語なんかで質問して、できるだけ身振り手振りを交えて、コミュニケーションを図ります。返事があったときには笑顔で答えて表情で意思を伝えたりします。
それから実際の作業の説明に。ここでは相手に対してより分かりやすくなるように、できるだけ簡潔な説明で作業の方法を説明します。だらだら話しても印象に残らなくて忘れられてしまうし、さらに困惑させてしまうからです。(>_<)
たとえば、まずはここをこうしていただいて、その次にこうする。そうしたらこうなるからこうします。っていう感じで。
要点がある場合は理由も挟んで説明します。例えば、これがこうなると、こうなってしまうからこうしておく必要があります。って感じで。理由が分かるとより理解が進みます。
で、やり方を軽く説明したら、出来るだけ実際に本人に作業を行ってもらって体と頭で覚えてもらう。実際にやってみることで流れだけでなく作業のやり方の一つ一つを経験して覚えていってもらう。知っているのと実際に出来るのとでは全然違うから。
これを繰り返していって少しずつ出来ることを増やしていってもらう。言葉の通じない相手には出来るだけ身振り手振りや指先で指さして指示する。まずはコレ、次にコレって感じで順番に指示してやってもらう、それこそ実際に経験して覚えていってもらう。
で、ここからが問題。
もうこの時点で人によって大きな差が出てくる。例えば、仕事のできる人の場合だと10段階ある仕事のうち最初の1、2個を教えてあげると、あ~なるほど、じゃあこれはこうだな、って何も教えてなくても残りの8個の予想ができてしまう。だからこの後もスムースに覚えていく。
本当に出来る人はさらに進んで12個ぐらいとかもっと先まで予想できてしまう。こういった人は僕の経験上、最初の会話の時点でも、あっ、この人出来る人だって解ってしまう。会話一つでも的確な答えを瞬時に答え、顔の表情や体の動きにも示していたり、まるで頭の中のシナプス回路にバイパスでも通っているんじゃないかと思えるぐらい素早く反応する。
僕は頭が悪い方なので相手の処理速度の方が早くて正直焦ります。(;^ω^)でもこういった人は実際その後の仕事はすぐにこなすし、なんでもできるようになる。
ところが・・・本当に世の中にはいろいろな人がいる。
先ほどとは全く打って変わって最初の1、2個の時点で何度も何度も忘れてしまってなかなか覚えられない人や、1日たったら、まるでフォーマットでもされてしまったかのように昨日できていたことができなくなっている人、また最初から説明し直す必要がある人もいる。
こういった人にはそれこそ根気よく、ほんとに根気よく何度も何度も同じことを同じセリフで繰り返して説明して少しずつでも覚えていってもらうしかない。セリフを変えると新しいことになってしまうから同じセリフをひたすら繰り返して。
正直教える方もなかなか覚えてもらえないと、なんでだ、どうしてだ、ってイライラもするしストレスも感じる。でもそこは常に冷静を保って、感情を抑えて、世の中にはホント色んな人がいるんだなぁって割り切って対応していくしかない。
教える方も人間だけど、教えられる方も人間だから決して感情的になってはいけない。感情的になって怒鳴ったりしてもできないものはできない。ただ関係が悪化するだけです。怒鳴ってできるようになるんだったら世の中怒号が鳴り響いてまるで地獄絵図ですよ。(/ω\)
こういった仕事がなかなか覚えられない人は最初の会話の時点でもおおよその判断がついてしまう。
質問を投げかけても返答までにものすごく時間がかかる場合や何を言っているのかわからないような返事をしてくる人。まるでとてつもなく古いパソコンを相手にしているかのように読み込みやロードに時間がかかったりする感じ。
それでも、こういったなかなか仕事が覚えられない人でも根気よく長い時間をかけてそれこそ何か月もかけて少しづつ覚えていってもらうと1年とか2年後には普通に出来るようになっている場合もある。実際にそういう人もいました。そうならない人もいるけど・・・(^_^;)
だけど、会社にとってそれだけの時間をかけて人を育成するのはとても負担だし例えば2年後に他の人が数か月で出来ることと同じレベルに達してもらってもどうなの?とか、その先はどうなの?っていうのもあると思う。
それこそさっきの出来る人とはとんでもない差、出来る人はとっくの昔に遥かかなたに行ってしまってます。
人材育成には時間も労力も費用もかかるというのは周知の事実ですが、だからこそ採用する際の面接や見極め、その人に会った部署への配置など、担当する人は本当の意味を理解して会社のためになる人事を行う必要がある。
教育係はそれが仕事だから教育し続けるけど、もっとも効率のいいのは人選です。
いや~もうホント世の中には色んな人がいるよ。僕も含めて。
コメント