こんにちはだいごろうです。
僕が小学生だった当時、近所の商店街の一角に八百屋と駄菓子屋とが合体したような、ちょっとスーパーっぽい感じのお店がありました。
店は車道に面しているにも関わらず、開店時には壁も扉もなくオールオープンな状態で、歩道のどこからでも出入りできる形式のいかにも昭和の八百屋っぽい店舗。中は結構広くて色々な商品が平積みに積まれておりました。
このお店の一角に僕が毎回通っていた「くじ引きコーナー」がありました。1回50円で抽選箱から何等か書かれた紙を取り出すというもの。
僕はたしか2週間に150円づつお小遣いをもらってはその全額を持ってくじ引きを3回引いてお小遣いを全部つぎ込んでました。
小学生のお小遣い全部を使い果たし続けさせる・・そのくじ引きの魅力とは・・・
お店の人はおじさんでベッピンなお姉さんではない、とくに愛想がいいわけでもない、世間話とか一回もしたことない。
その魅力は全て、くじ引きの商品!!何等かにもよるけど、何かしら子供が喜ぶおもちゃが当たるようになってました。しかも頻繁に!!
紙袋にスーパーカー消しゴムが何個か入っているものや、ゴム動力の飛行機、レバーを押すと発射されて回転するコマとか、そしてときどき当たるプラモデルが超魅力的!!。
何のプラモデルかわからないけど当たったらとにかくうれしい。たしか『あるっかー』ってプラモデルが当たった記憶があります。
このプラモデル、車なのに走らない。ゼンマイを巻くと四輪が交互に前後に動いて、まるで亀のように歩くというもの。なかなかに衝撃的なアイテムでした。
こんなのがちょくちょく当たっていたような記憶が、いや、もしかしたらそんなに当たってなくて記憶が美化されてるのかもしれない。人間は良かったことだけ覚えていて良くなかったことは忘れていくらしいから・・・
でも、今になって思うのは、あの当時のあのくじ引きはなんと魅力的であったことか!!
もし今でもあのお店があるのなら、やっぱり150円を握りしめて通いたい。そんな無邪気な子供心に帰らせてくれる素晴らしいお店でした。
で、今日のマジックアイテムはそんなお店でもらったであろう『 聖闘士星矢のマグネット 』、たしか2枚一組だったかな(ちがったかな?)だと思うんで何回もくじを引いた痕跡がある代物。
当時は冷蔵庫に張り付けてました。その後、箱に入れて保管していた物を額に入れてみました。
遊ぶことに夢中だった僕は、時々しか見れてなかった聖闘士星矢だけど、アテナは清楚で綺麗なお姉さん、ピンクのクロスの人は女の人だと思ってました。それでも集めていたというかくじ引きで引いて集まってしまったマグネットたち。
これを見ると幼少期の懐かしい風景とともに、あのお店の、おじさんのぼやけた顏が思い出されてきます。おじさんありがとう。
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